こじまさんぽの「ストーリー」「帆布」「ものづくり」「2章:あったかい倉敷帆布」です

モデルコース 初めての方へ イベント一覧はこちらをクリック
» ものづくり » 帆布 » ストーリー » 2章:あったかい倉敷帆布

帆布

  2章:あったかい倉敷帆布

2章:あったかい倉敷帆布

日本の帆布の7割を生産する倉敷。世紀をこえて愛される帆布製品の特長は、なんといってもその「あたたかさ」だ。

あったかい風合い

あったかい倉敷帆布帆布は合成繊維が発明される前から、糸の撚り本数を変えることでさまざまな厚さの生地をつくり、様々な用途に使われてきた。この昔ながらの手法で、かつてヴィンテージジーンズにも使われていたというシャトル織機にかけ平織りすることによって、懐かしい肌触りの「織物の耳=セルヴィッジ」つき帆布がつくられる。ちなみにシャトル織機は現在生産されておらず、大変貴重なものとなっているようだ。

あったかい色合い

あったかい倉敷帆布倉敷帆布がパッ!と目を引くのは、カラフルな中にもどこか落着きを感じさせる独特な色合いだ。
キナリ/晒/カラシ/ウスキャメル/キャメル/ウス茶/焦茶/グレー/ウスムラサキ/ピンク/濃赤/ワイン/サックス/ブルー/花紺/黒/ワサビ/ウスカーキ/グリーン/濃グリーン(11号帆布生地色名より)
色見本

あったかい倉敷帆布また、白生地機屋(しろきじはたや)にとって色移りの問題からタブーとされていた先染めの糸を使った織にも挑戦し、プリントでは決して楽しめない風合いと、上品なストライプが魅力の「先染め生地」も開発している。

あったかい心づかい

あったかい倉敷帆布セルヴィッジや切りっぱなしを活かしたデザインは、地球に優しい。無駄な裁断や縫製を極限までなくすことができる。また、帆布の特徴として、皮製品と同じく手入れに水を使わないことがあるが、長く使いたいとの声をうけて「洗える帆布」も開発された。パラフィン防水加工を施し、なおかつ洗い加工により収縮させた生地を使用して作られた製品は、ぬるま湯で洗うことができる。これによりコットンならではの自然で淡い色合いを活かした製品も安心して長く使うことができる。もちろん、破れやほつれなどの修理もお財布にあたたかい価格でうけつけている。本当によい製品を通して、ものを大事にする心を育んでいきたい。
修理うけつけ

あったかい笑顔

あったかい倉敷帆布バイストンの直営店に一歩入ると目に飛び込んでくるあたたかい帆布の色。そして、店員さんの笑顔。
この製品のあたたかさは社員の方のあたたかさからきているのだろうか。それとも、製品への誇りが柔らかくあたたかな笑顔をつくっているのだろうか。きっとどちらも正解に違いない。ちなみに、帆布工場の中もあたたかい。生地に適度な湿気と温度を与える必要があるからだ。あたたかな綿の雪が舞いちる幻想的な光景の中、帆布はうまれている。

PAGE TOPPAGE TOP