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ワーキングウェア

  1章:縁の下の力持ちを支える 作業着

1章:縁の下の力持ちを支える 作業着
心意気と心粋。
身に着けると、ぎゅっと気がひきしまる。それが最高の仕事着だ。
全国シェア7割を誇る学生服のまち、児島。自然と体操服や作業着、企業ユニフォームを手がけることになるのは想像に難くない。
1940年頃から児島の企業はワーキングウェア業界に進出した。企業や官公庁(特に建設業・土木業や官公庁の現業部門)などで使われるユニフォーム・作業服の製造販売を行っている。

こだわり

縁の下の力持ちを支える 作業着昔から、いい仕事をする職人は、細部にこだわりがある。それは自らの身に着ける衣服にも及ぶ。最高のパフォーマンスのため、自らの作業着にも最高の仕事を求めるのだ。制服といえば、個性よりも組織としての統一感が優先されることが多いが、作業着にいたっては少し事情が違ってくる。職人には個人の技術向上も欠かせない。建築現場では一流の技術者を目指し、今日も若者が早朝から汗を流し、技を磨いている。そのため、作業着という分野においては「個性」が他のユニフォームの中でずば抜けて重要視されてきた。プロの職人に対して、最高の仕事ぶりを発揮させる作業着が必要なのだ。特に、自然を相手にする仕事をしている人やスポーツをしている人は縁起をかつぐことが多い。ただデザインがいい、ただ機能がいいという話ではない。この色、この形、このナンバー。すべての要素があいまって、さあやるぞと気合の入るユニフォームとなる。かっこよくて機能性抜群、それでいて組織としても美しいことが重要なのだ。

縁の下の力持ちを支える 作業着児島のユニフォームは豊富なラインナップでその難問を解決する。スタイルは職種や職場環境に合わせてセレクトできるように、トレンドのシャープさをも取り入れながら多種多彩なユニフォームを揃えている。ベーシックなパターンから、スポーツブランドのようにビビッドなカラーリング素材、江戸時代の漢を彷彿とさせる骨太で渋い素材、エッジーで都会的な無彩色まで幅広く揃う。
また、仕事着のみならず、作業服で培われたノウハウを活かし、機能性抜群な休日服のラインナップにも力を入れている点もユニーク。現場ブランドという説得力のある防寒着(しかもおしゃれ)には興味がわくかたも多いに違いない。作業着は仕事と共に、働く人と共につねに進化し洗練し続ける。

 

細やかに現場のニーズをひろいあつめる

例えば、メディアで取り上げられ人気をはくした「セルビッジタオル」

汗や水分を吸収しやすい3層構造の生地を使用。タオルの端がジーンズでお馴染みの耳(セルビッジ)になっているため、型崩れしにくく丈夫だ。しかも頭に結びやすいようにタオルの結び目になる部分は生地が薄く工夫されていて、長さもたっぷりの1m。カラーリングも豊富。かゆいところに手が届くこだわりが嬉しい。業界を超えて愛用していただきたいとの思いから、全国のセブンイレブンで販売されている点も特徴的。

例えば、お洒落なブラックブーツにしか見えない「安全靴」
「ファッションは足元から」という。ブログや雑誌でもモデルのシューズコレクションは話題となるが、特に男性は小物にこだわりがあるというのは周知の事実だろう。スーツと革靴のように、こだわりの作業着とブーツの組み合わせが男心をくすぐる。

例えば、エヴァンゲリオンとのコラボレーション
世界で注目される日本のサブカルチャー。その代表格である「新世紀エヴァンゲリオン」と児島の作業服メーカーがコラボレートし、完全受注生産で「特務機関NERV」の作業服がつくられた。
同シリーズ劇中に登場する、「特務機関NERV」エンジニアユニフォームをコンセプトにリアルに再現した。 この「U.N.NERV WORK WEAR SERIES」は、U.N.NERVワークパンツとU.N.NERVオールインワン、U.N.NERVワークジャケットの3アイテム、それぞれがオレンジ、ベージュ、ブラックの3色展開。細部にまでこだわったデザインはもちろん、「Super制電」という機能性に優れた生地を使用。帯電した静電気をカーボンブラックを通して放電するメカニズムから静電気障害に対抗するという、本格的な仕様。奇跡を待つより捨て身の努力を積み上げるプロフェッショナルたちへ。

 

在庫管理がカギを握る

縁の下の力持ちを支える 作業着作業環境にあった機能・性能やデザイン、カラー、サイズ・・・製品の種類は驚くほどの数となる。要求があった時に「在庫切れで対応できない」ということの無いようにするためには、いつ・どんなものが・どのくらい必要になるか、消費の動向を先読みする必要があるという。ニーズを把握するためのカタログ作成・発注・在庫の管理が重要となる。

縁の下の力持ちを支える 作業着震災用の備蓄を行っている。
日本は世界でも有数の地震大国と言われ、世界で発生する地震の10~15%が日本で発生している。さらにマグニチュード6以上の巨大地震の発生は世界の20%にも達するという。そして震災時には作業する人のための作業服が必要となる。普通の衣服では効率も悪く、すぐにダメになってしまうため、想像以上に作業服の需要は大きい。そのため、児島では作業服の備蓄を行っている。まちを建て直す英雄たちを支える。そんなかたちで被災者への支援を行っている。

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